ここでは実際にBTOOOM!を読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:BTOOOM!
作 者:井上淳哉
出版社:新潮社
掲載誌:週刊コミックバンチ(2009年6月 – 2010年8月)、月刊コミック@バンチ(2011年1月 – )
巻 数:1~連載中
評 価:★★★☆☆
アニメ化:○
ドラマ・映画化:未

あらすじ

引きこもりオタクでニートの坂本竜太はオンラインゲームBTOOOM!に没頭する日々を送っており、世界ランク10位という実力者だった。

その日もいつもと同じように仲間と共にBTOOOM!をしていた坂本だったが気が付くとパラシュートで謎の島に着陸させられていた。

更に手の甲には身に覚えのない物質が埋め込まれており、傍らにはサバイバルで使うような道具がはいったかばんが置かれていた。

状況が全く理解できない坂本だったがかばんの中を詳しく調べてみると中には爆弾のようなものが。

しかもそれは本物であり、更に突然何者かに爆弾で襲われてしまう。

坂本はこれが自分がやりこんでいたBTOOOM!というゲームとまったく同じ状況だということに気が付く。

追い込まれた坂本は自分が持っていた爆弾を使って相手を殺してしまう。

その島はいったいどこなのか?

なぜ自分が島に送られ戦いをする羽目になっているのか?

裏でプレイヤーたちを集め殺し合いをさせている黒幕の正体とは?

感想

設定はわりと好きだったんですけどいまいち楽しめないというか、ストーリーにはいりこめなかったですね。

作者の方はもともとゲームデザイナーをしていた方で、この漫画もリアルなボンバーマンというコンセプトで描かれているそうです。

確かに爆弾を使って敵を倒していく感じはボンバーマンなんですけど、プレイヤーとして選ばれた理由や裏でゲームを操っている黒幕の正体などがあまりしっくりこなかったです。

こういうバトルロイヤル漫画は黒幕の正体がぼんやりしていたり、想像していたよりも巨大な敵だったとか言うのがお決まりなのですが、この漫画は一企業というスケールの小ささ。

まあその企業の利得権益にいろいろな国が関わってきてスケールが大きいと言えば大きいのですが、それが一人の社員の裏切りによってとん挫しそうになったり一人のハッカーによって妨害されたりとやっぱりちょっと物足りなさは感じますね。

プレイヤーの中にはゲームのBTOOOM!をプレイしている人間も何人も参加しているのですが軒並み世界ランカー!!

やっぱりオンラインゲームで世界ランカーになるような人間はそれで生計を立てているようなゲーマーか、引きこもりのニートぐらいしかいないんでしょうねw

世界ランカーは現実のBTOOOM!でも力を発揮するんですけど、実際にはサバイバルなので体力があって運動能力が高い人間が勝つような気がしないでもないですけどね。

総じて私の個人的な評価はまあまあと言ったところです。

そういえばアプリにもなっているほど人気な漫画なのですが、コンセプトから考えるとアプリになったらただのボンバーマンなのではと思う今日この頃ですw

アニメ化は?

2012年10月から12月までTOKYO MX、サンテレビ、KBS京都、テレビ愛知、BS11、AT-Xで放送されました。

第1話

全12話で坂本とヒミコの仲が良くなるところまでのストーリーのようです。

正直内容を考えるとあまりアニメには向いていないような気もしますが、人気がなかったのか続編は作られていないようですね。

私はあまり興味はありませんが、気になる方はご覧になってみてください。

実写化は?

残念ながら実写化はされていませんね。

正直アニメよりは実写化した方が面白いものになると思うんですけどね。

爆弾を駆使したバトルロイヤル、設定をちょっといじる必要はあるかもしれませんが映画化すればそれなりに楽しめると思います。

ファンの間でもキャスティング予想などがされているようですが、正直私はそこまで興味もないのでここではふれないでおきますね。

まあまだ現時点ではコミックも完結していないので気長に待つことにしましょう。