ここでは実際にもののがたりを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:もののがたり
作 者:オニグンソウ
出版社:集英社
掲載誌:ミラクルジャンプ(2014年5月号から2016年1月号まで) ウルトラジャンプ(2016年2月号から)
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★☆
アニメ化:未
ドラマ・映画化:未

あらすじ

常世という霊魂はびこる別世界から現世へ迷い出た者を”マレビト”と呼び、”マレビト”が古い器物に取りつくと付喪神と呼ばれるようになる。

付喪神は現世に神隠しされたようなもので、その後どのようにふるまうかはその付喪神次第。

大人しくしている者もいれば自分の力を試すために人間を傷つけることも珍しくない。

そんな付喪神を取り締まるのが「塞眼」という一族であり、岐(くなと)家もその一族の一つだった。

現当主である岐造兵は付喪神と対話を行い常世に送り返すことに重きを置いていたが、孫の兵馬は問答無用で付喪神を強制封印する問題児だった。

これは兵馬が過去に生まれたばかりの付喪神に兄と姉を殺された過去を持っていたためだった。

このままでは兵馬の将来が心配な造兵は”特例”と呼ばれる付喪神に連絡を取り兵馬をそこに預けることに。

塞眼の出す条件をのみ現世にいることを認められた付喪神のことを特例と呼ばれるのである。

造兵の話ではその家では1人の人間と6人の付喪神が共棲しており、造兵は彼らを見て兵馬に付喪神に対する考え方を変えてもらいたいと思っていたのである。

2日後、兵馬は約束通り人間の長月ぼたんを頭首とした長月家に赴くが、第一印象は最悪で早速争いになってしまった。

そこへぼたんが帰ってくるのだが兵馬を止めようとした残りの付喪神たちはみな兵馬を狙ってしまい、ぼたんが帰ってきた時には兵馬は意識を失っているのだった。

感想

表紙を見て自分好みの絵だったので気になって読んでみました。

内容はよくある付喪神を題材にしたものですが本格バトル漫画で自分は非常に気に入って読んでいます。

主人公もまじめで愚直なタイプで少年漫画にはよくあるタイプで、別段変った設定はないですが、付喪神が人に近かったり付喪神にも派閥があったりといろいろ広げることができる設定になっているのでその辺はいいですね。

話しも非常にわかりやすくなっているので読みやすいと思います。

付喪神ってきいたら妖怪を思い浮かべる人もいると思いますが、どちらかというと取りついたものの特性を持っている人間に近い感じなので、他の作品の付喪神とはちょっと違った感じで楽しめると思います。

王道バトル漫画といっても問題ない作風で、絵もうまいので気になっている方は読んでみるといいと思います。

アニメ化は?

連載されてしばらくたっていますが連載スピードがゆっくりなためまだあまり話が進んでいません。

アニメ化されるにしてももう少し話が進んでから出ないとすぐに追いついてしまうためしばらくはそのような話はないと思います。

題材としてはアニメ化されてもおかしくないので後はどれだけ人気が出るかですね。

個人的には好きな作品なんですけど世間的にはどうかわからないので気長に待つことにしましょう。

実写化は?

実写映画化される可能性がなくはないと思いますが、まあないと思われます。

設定的には映画化してもおもしろいとは思うんですけどそこまで人気が出るかが問題ですよね。

ここまでの感じからすると実写化されることはないと思いますよ。