ここでは実際にリィンカーネーションの花弁を読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:リィンカーネーションの花弁
作 者:小西幹久
出版社:マッグガーデン
掲載誌:BLADE COMICS
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★☆
アニメ化:未
ドラマ・映画化:未

あらすじ

高校に通う扇寺東耶(せんじとうや)は回りの人間とは一切交流せずただただある物を求めていた。

それは誰をも圧倒できるほど強烈な”才能”だった。

その日めったに学校に顔を見せないクラスメイトで隣の席の灰都=ルオ=ブフェット(はいと=ルオ=ブフェット)がやってくる。

灰都は入学早々剣道部に入部していたがそのあまりの剣才に部員全員を叩きのめし剣道をあきらめさせていたのである。

そんな灰都を東耶はうらめしくも羨ましくも思っており、そんな東耶の才能を渇望する目に灰都は興味を持つ。

放課後、灰都は東耶に話しかけると自分と東耶は似ていると話すが、東耶には全く理解できなかった。

その後東耶は塾に行き全国模試で100位以内という結果だったが、自分の前にまだたくさんの人間がいることに我慢できなかった。

その帰り道で東耶は人を殺し食べる化け物のような男に遭遇する。

その男の首筋からは花弁が舞っているように見えた。

この時東耶が感じたのは恐ろしいという感情ではなく人殺しの才能を持っていてうらやましいだった。

そこへ灰都がやってきて東耶は命を救われる。

どうやら灰都はその化け物のような男と知り合いのようで、自分たちは前世から才能を引き出して使うことができる人間だと東耶に話す。

にわかには信じられない話しだったが灰都は”輪廻の枝”という名称のナイフで首筋を切ると素手で相手の攻撃を止めたのである。

灰都の仲間であるノイマンは灰都には剣豪宮本武蔵の才能が宿っていると話す。

ノイマンによると相手の才能はアルバート=フィッシュという殺人鬼であるが、偉人の才能を持っている灰都の敵ではないという。

圧倒的な力で敵を斬り伏せる灰都だったが、追い詰められたフィッシャーは一般人に襲い掛かり食べ出したのである。

フィッシャーの才能は人を殺すものではなく人を食べるものだったのである。

形勢は逆転しフィッシャーは東耶に襲い掛かってくるがノイマンの指示通りに動くことでなんとか敵の攻撃をよけることができた。

ノイマンは数学者のジョン=フォイ=ノイマンの才能を持っており、暗算で圧倒的な計算を行うことができたのである。

その計算により東耶に指示を出し攻撃をよけさせ、ついに灰都が復活する。

傷を負っていた灰都は捨て身の戦法で敵を倒そうとしあいうち狙いだったがギリギリのところで東耶に助けられる。

その後東耶は輪廻の枝を持ち帰り自らの首を切るのだった。

感想

偉人の才能を使うって言う設定は若干文豪ストレイドッグスに似ている感じはありましたが、全く影響を受けていないということしておきましょう。

個人的にはかなり好きな設定で、ニュートンなどの学者の才能でも戦闘に使えるところはよかったですね。

割と知らない人物も出てきましたけど、歴史の勉強になってよかったです。

最初の展開では主人公はダークサイドに落ちそうな感じでしたけど、結局そこはいい感じにまとまりましたね。

途中からは話の展開も変わり黒幕は・・・っていうちょっと意外な展開になりますが、本人の裏の顔を知っていると納得をせざるをえない部分もありましたね。

偉人の偉業とそれに関連付けた能力はなかなか見ごたえがありますので、異能力バトルものが読みたいという方にはおすすめですね。

普通におもしろいと思うので気になっている方はぜひ読んでみてください。

アニメ化は?

連載が始まったのは2014年ですが、現時点でコミックスでまだ7巻までしか出ていないのでアニメ化の話もまだ出ていないようですね。

人気があるのかどうかは不明ですが個人的にはかなりおもしろいし、内容的にもアニメ化に向いている感じなのでこのまま連載が続くようならそのうちアニメ化されてもおかしくないと思います。

早くからアニメ化しても原作に追いついてしまうので、アニメ化されるにしてもまだまだ先のことでしょう。

とにかく今はコミックスの展開に注目ですね。

実写化は?

先ほども言ったようにまだ連載されてから日が浅いため実写化の話も出ていませんね。

実写化されてもいい内容だとは思いますが、まあまだ先のことになるでしょう。

今後の展開に期待しましょう。