ここでは実際にヤング ブラック・ジャックを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:ヤング ブラック・ジャック
作 者:手塚治虫(原作) 大熊ゆうご(作画)田畑由秋(脚本)
出版社:秋田書店
掲載誌:ヤングチャンピオン
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★☆
アニメ化:○
ドラマ・映画化:未

あらすじ

1968年、東大紛争が勃発し各地で学生運動が激しさを増していた。

そんな中、三流医科大学である本越大学(通称・ポン骨大学)に後のブラック・ジャックこと間黒男が医学生として在籍していた。

同じく本越大学でインターン生として医者の研修を行っている岡本舞子はデモでけがをした人たちを助けるために奔走していた。

だがどうしても人手が足りずいつも木陰で本を読んでいる黒男に助けを求める。

医師免許のない黒男は医療行為を行うことはできないが、岡本はそれでもいないよりましだといい黒男を連れて行った。

そこで黒男が見たのは凄惨な現場だった。

その中にデモに巻き込まれて手足を切断された一人の少年を発見する。

医者は手足をつなげるのは無理だといい両親にあきらめるよう話すが、切断された手足を見た黒男は自分ならつなげられると豪語する。

両親はそれならばと黒男に治療をお願いするが黒男が請求したのは750万円、今の金額に直すと5000万円という法外な治療費だった。

両親は息子の人生には変えられないといいその金額を承諾し黒男に治療を任せた。

黒男は知り合いの藪医院に連れていき手術台を借りてすぐにオペに取り掛かる。

岡本は医師免許がないのにそんな難しい治療行えるわけがないといい黒男を止めようとするが、黒男の手際は見事なものでとても初めて手術をしたとは思えなかった。

手術は成功し子供の手足は問題なくつながった、その後治療を頼んだ両親が黒男が医者ではないことをいいことに治療費を50万円しか払わなかったのである。

憤る黒男だったがそれ以上自分が何を言えるはずもなく50万円を持ってその場を後にした。

黒男には母親を助けるために背負った3億円という莫大な借金があるためどんな手を使っても金を稼ぐ必要があったのである。

感想

手塚治虫がかいた元祖ブラック・ジャックも愛読しており、この作品も非常に興味深く読ませてもらっています。

なぜ間黒男が医師免許をはく奪されてブラック・ジャックとなったのかまでが描かれており、作中では時々ピノコも出てきます。

Dr.キリコが出てきたりブラック・ジャックのメスを作ってくれる人が出てきたりと、原作を知っている人にとっては非常にうれしい内容になっています。

また手塚治虫の漫画に出てくるキャラクターが随所に登場するようになっており、知っている方は懐かしくなると思います。

原作同様時系列がめちゃくちゃで読んでいてどの時点なのかわからなくなることがありますが、頭の中でしっかり整理すればより理解できて楽しめると思います。

ブラック・ジャックファンだという方には確実に楽しめる作品になっていると思うので是非ご覧になってみてさい。

アニメ化は?

2015年10月から同年12月まで全12話で放送されました。

タイトルを見るに順番は前後しているようですがコミックスの3巻ぐらいまでを放送しているようです。

youtubeでPVとエピソード1の動画があったのであげておきますね。

エピソード1(削除される可能性あり)

アニメでは原作部分を補完しており、逆に原作部分が削除されている部分もあるようなのでコミックスと合わせてみることでより理解度を深めることができると思いますよ。

実写化は?

2011年に同タイトルで実写ドラマ化されていますが本作とは無関係となっており、本作は現時点では実写化されていません。

でも題材的には実写化に向いているのでコミックスが完結したらそのうち実写化されるかもしれませんね。

ただその際はブラック・ジャックをだれが務めるのかが人気が出る分かれ目となりそうです。

取りあえず現在は実写化の予定はないので気長に待つことにしましょう。