ここでは実際にジョジョの奇妙な冒険を読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:ジョジョの奇妙な冒険
作 者:荒木飛呂彦
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ,ウルトラジャンプ
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★★
アニメ化:○
ドラマ・映画化:○

あらすじ

Part1:ファントムブラッド(第1巻 – 第5巻)

19世紀末のイギリス、貴族の家に生まれたジョナサン・ジョースター(ジョジョ)は正義感を持つ心やさしい少年だった。数十年前、ジョナサンの父親であるジョージ・ジョースターが馬車で移動中に事故にあい、そこへディオ・ブランドーの父親が身ぐるみをはぎにやってくる。意識朦朧だったジョージは彼が助けに来てくれたと勘違いし感謝の意をしめした。その後、ディオの父親が死ぬ間際ジョースター家に行けと言葉を残し、ディオはその言葉通りジョースター家にやってくる。ジョージはディオを養子に迎え、ここからジョジョとディオの骨肉の争いが幕を開けるのである。

Part2:戦闘潮流(第5巻 – 第12巻)

1938年アメリカ、はるか昔の地層から「柱の男」と名付けられた知的生命体が発掘される。その生命体は人間と同じような見た目をしていたが明らかにことなる種属であり、石のような体を持ちながらも生命活動を行っていた。ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースター(ジョジョ)は生まれながらにして父親と同じ波紋が使えるようになっていた。お調子者のジョセフはそのことを深く考えることはなかったが、ジョセフの意志とは関係なく否応なしに柱の男との争いに巻き込まれるのだった。

Part3:スターダストクルセイダース(第12巻 – 第28巻)

1987(88年説あり)年の日本、ジョナサン・ジョースターの体をのっとったディオが復活した。これに呼応するかのようにジョースター一族の体にも異変が生じ、ジョセフの孫の空条承太郎(ジョジョ)に幽波紋(スタンド)という能力が発言する。ジョセフや承太郎はその能力を自在に操ることができたが、承太郎の母親であるホリィはその不可に体が耐えられず、元凶であるディオを倒さなければ命が危険だった。承太郎とジョセフはホリィを救うためディオを倒すたびに出るのだった。

Part4:ダイヤモンドは砕けない(第29巻 – 第47巻)

1999年の日本、ジョセフの隠し子である東方仗助(ジョジョ)の住むS市杜王町では、スタンド使いが急増していた。異変の調査に来ていた承太郎は隠し子である仗助と対面しスタンド使いが増えている原因を協力して探ることに。仗助は数々のスタンド使いと戦いながら仲間を増やし、真相へと迫っていく。

Part5:黄金の風(第47巻 – 第63巻)

2001年のイタリア、杜王町で仗助に協力していた広瀬康一は承太郎の依頼で汐華初流乃(しおばなはるの)という男の調査を行っていた。承太郎の依頼はばれないように少しだけ皮ふ片を持ち帰ってほしいとのことだった。康一が空港に着くとジョルノ・ジョバーナ(ジョジョ)という男が話しかけてくるのだが、それは行為からではなくかばんを取られてしまう。ここでようやく康一はジョルノが汐華初流乃本人であることに気がつく。康一が再度ジョルノに接触すると彼はスタンドを使い康一から逃げたのであった。承太郎がジョルノの調査を依頼した理由はジョルノがディオの子供である可能性があったためであり、その危険性を確かめるためだった。

Part6:ストーンオーシャン(Stone Ocean 第1巻 – 第17巻 (通算第64巻 – 第80巻))

2011年のアメリカ、承太郎の娘である空条徐倫(ジョジョ)は彼氏とドライブ中に人を轢いてしまい、彼氏に裏切られ罪をかぶせられ刑務所に入れられてしまう。娘の状況を知った承太郎は徐倫と面会しある物を渡す。なにも知らない徐倫は承太郎から渡されたある物によりスタンド能力が発現し、自分が刑務所に入った裏に隠されたある陰謀にたどり着くのだった。

Part7:スティール・ボール・ラン(STEEL BALL RUN 第1巻 – 第24巻(通算第81巻 – 第104巻))

1890年のアメリカ、スティーブン・スティールが主催する北アメリカ大陸横断レース・「スティール・ボール・ラン」が開催される。鉄球を操る一族であるジャイロ・ツェペリは賞金を目当てにレースに参加していた。ジャイロは些細なことで他の参加者とトラブルを起こし鉄球を使って撃退する。その様子を半身不随のジョニィ・ジョースター(ジョジョ)が見ており、まだ回転している鉄球にジョニィが触れると動かないはずの下半身が動いたのである。ジョニィは鉄球の秘密を探るため、自らもレースに参加しジャイロに付きまとうことに。だがこれによってジョニィは思いもよらない陰謀に巻き込まれることになる。

Part8:ジョジョリオン(ジョジョリオン 第1巻 – 連載中)

日本・S市杜王町、大震災によってできた謎の隆起物「壁の目」で記憶喪失の青年が発見される。青年は自分の名前すらもわからなかったため、発見した広瀬康穂と共に自分を知るための手掛かりを探すことに。

感想

漫画史上もっとも賛否両論がある漫画だと思われるジョジョの奇妙な冒険。

難解なポーズをとるキャラクターやいきなりぶっ壊れた言動をとるキャラクターたちが一層敷居を高くしている気がします。

読んだことのない人は口々に「絵が受け付けない」と言います。

ですが読んでみると実によく作りこまれたストーリーと白熱したバトルに引き込まれ、個性的なキャラクターたちが活躍するシーンは非常に見ごたえがあります。

ジョジョ好きの会話では一度は必ずどのパートが好きかという話になりますが、私は3部と5部のどちらも捨てがたいですね。

中には3部から見ればいいという人もいるようですが、そんな人は私から見ればジョジョのことが好きでもなんでもない人ですね。

1部と2部を見ていないとディオとの因縁がわかりませんし、波紋のこともわかりませんからね。

第3部からはスタンドでのバトルがメインとなってしまいますが、能力の多彩さには荒木飛呂彦さんの苦労がにじみ出ているようで非常に面白いです。

洋楽のタイトルがスタンド名になってることも多く、その歌を知っているだけで「あっ!!」と思ってしまいます。

第7部からはこれまでのストーリーとは全く異なるいわゆるパラレルワールドの話となり、いったん話の流れは切れることになりましたが、スタンドは健在でまたいろいろな能力が楽しめます。

第7部から第8部は一応つながっているようですが、それが重要なファクターとなっているのかはまだわかりません。

食わず嫌いで読んでいない方は非常にもったいない思いをしているので、是非読んでみてください。

もちろん私の評価は5つ星中5つ星となっています。

アニメ化は?

ジョジョの奇妙な冒険はもちろんアニメ化もされています。

1st SeasonでPart1『ファントムブラッド』とPart2『戦闘潮流』、2nd Season『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』でPart3『スターダストクルセイダース』、3rd Season『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』でPart4『ダイヤモンドは砕けない』が放送されました。

OVAも作られており、私はどれも見たことありませんが、ファンからするとどれもたまらない内容になっているようです。

ファントムブラッドの一部があったのでついでに掲載しておきますね。

実写化は?

2017年8月に第4部が『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』として公開されました。

キャスト
  • 東方 仗助・・・山﨑賢人
  • 広瀬 康一・・・神木隆之介
  • 虹村 億泰・・・新田真剣佑
  • 空条 承太郎・・・伊勢谷友介
  • 山岸 由花子・・・小松菜奈
  • 片桐 安十郎・・・山田孝之
  • 虹村 形兆・・・岡田将生
  • 虹村 万作・・・水橋研二
  • 東方 朋子・・・観月ありさ
  • 東方 良平・・・國村隼

第一章となっているので途中までしかやらないようですね。

出演者を見ると虹村兄弟と争うところで終わるのでしょう。

第4部はここからが面白いんですけどね。

まあこの作品は序章的な位置づけになっていると思うので、後編で吉良 吉影とキラークイーンが出てくるのに期待しましょう。