ちるらん 新撰組鎮魂歌のあらすじと感想
ここでは実際にちるらん 新撰組鎮魂歌を読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。
なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。
タイトル:ちるらん 新撰組鎮魂歌
作 者:梅村真也(原作) 橋本エイジ(作画)
出版社:ノース・スターズ・ピクチャーズ
掲載誌:月刊コミックゼノン
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★☆
アニメ化:○
ドラマ・映画化:未
あらすじ
明治45年、北海道の小樽で一人の女性がある老人から話を聞きにやってきた。
その老人とはかつて新撰組の2番隊組長を務めていた永倉新八だった。
永倉新八はどうしても新撰組、ひいては土方歳三の真実を知りたいというその女性は市川真琴という名前だったが、その素性は土方歳三の孫だったのである。
言われずともそのことを悟った永倉新八は新撰組ができる前、土方歳三が試衛館を訪れたところから話を始めた。
当時土方は薬を売りあるいており、道場破りをしては薬を売りつけるという悪行を行っていた。
ある時、土方はボロボロの道場である天然理心の試衛館を訪れる。
そこにはのちに新撰組の組長となる面々の姿があった。
土方は道場主の近藤勇に勝負を申し込み、圧倒的力でぼこぼこにされてしまう。
だがそれこそが土方が追い求めてきたものであり、土方はそのまま試衛館の門弟となった。
土方が入門してから4年後、近藤らは松平容保の前で試合を行い見事にその腕を認められることになり、会津藩おかかえとなる。
その後、隊長を誰にするかでもめ試衛館の代表である近藤勇と芹沢派の芹沢鴨が候補に挙がる。
だが試衛館の阿比留鋭三郎の裏切りにより隊長は芹沢鴨の物となり、後に新撰組となる壬生浪士組が誕生したのだった。
感想
新撰組を題材に取り扱っている漫画の中ではかなり正統派の漫画なのではないかと思います。
ストーリーは永倉新八が語り部となり進んでいく形となっており、土方歳三を中心に話が進んでいきます。
土方歳三が試衛館に入門するところから始まるため、かなり前の段階から歴史を知ることができます。
細かい部分は作者のオリジナルとなっていると思いますが、かなり史実に近い内容になっているので新撰組のことが良く分かる内容になっています。
新撰組を題材に扱っている漫画ではPEACE MAKERが良く知られていますが、あの作品とはまた違った感じで楽しめると思います。
新撰組のことをより深く知りたいと思っている方はぜひ読んでみてください。
新撰組を題材にした作品の中ではかなりお勧めです。
ちなみに個人的に好きなのは大鎌を使う原田左之助ですかね。
あの強さとキャラクターが相まってかなりいい感じになっています。
アニメ化は?
スピンオフ作品『ちるらん にぶんの壱』を原作としたアニメが、2017年1月より3月まで5分枠の短編アニメとして放送されました。
ちるらん にぶんの壱は各キャラクターが2分の1の大きさになったコメディテイストの話になっています。
残念ながら本編はまだアニメ化されていないようですね。
まあでも人気のある作品なのでそのうちアニメ化されると思いますよ。
実写化は?
実写映画化はされていませんが、2017年4月7日から10日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで、4月20日から30日まで東京・天王洲 銀河劇場で舞台公演がありました。
キャスティングは以下のようになっています。
- 土方歳三 – 花村想太(Da-iCE)
- 沖田総司 – 岩岡徹(Da-iCE)
- 斎藤一 – 早乙女友貴
- 琴 – 馬場ふみか
- 山南敬助 – 和泉崇司
- 永倉新八 – 土屋シオン
- 雀 – 紗綾
- 試衛館塾生 – 榛葉恵太
- 岡田以蔵 – 久保田秀敏
- 近藤勇 – 滝川英治
- 新見錦 – 根本正勝
- 芹沢鴨 – 松本利夫(EXILE)
おもしろいかどうかはわかりませんが、またそのうち公演などあるんじゃないでしょうか?
ないならDVDなどで見れるようになると思いますよ。
実写映画化やドラマ化はされるかどうかわかりませんが、されるとしてもまだまだ先のことになると思うので気長に待ちましょう。
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