ここでは実際にアオアシを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:アオアシ
作 者:小林有吾
出版社:小学館
掲載誌:ビッグコミックスピリッツ
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★★
アニメ化:未
ドラマ・映画化:未

あらすじ

愛媛県の片田舎に住みサッカー部に所属している青井葦人はチームの中では突出した力を持っており、県の上位チームとも互角に戦えていた。

葦人の所属するチームはいわゆる弱小チームであり、試合では葦人ばかりがボールを持つため一人でサッカーをしていると思われるほどだった。

その日の試合も3点差あったところを同点まで持っていった葦人だったが、途中で相手選手に悪口を言われ思わず手を出してしまい退場処分となってしまう。

結局葦人を欠いたチームはそのまま負けてしまい3年生にとっては最後の試合となってしまった。

自分のふがいなさを感じ、なによりチームメイトを勝たせることができなかった葦人は試合後ひたすら外を走っていた。

そこへ試合を見ていた謎の男が話しかけてくる。

その男はトラップの技術があればもっと点が取れたといいワンタッチでボールを操る方法を教えてくれるが葦人にはうまくできない。

葦人のレベルを確認したその男はこれでは無理だと感じ最後に試合で点を取った場面を思い返し葦人にどのように考えてシュートまで行ったのかを聞こうとした。

男がコインで再現していた選手はたかだかゴール前の8人程度だったが、しつこく聞いてくる男に葦人は更にコインを増やし22人をすべて配置し一連の流れを説明してみせた。

それを見た男は笑みを見せ自分が東京シティ・エスペリオンFCのユースチーム監督であることを明かし、葦人に自分が受け持っているチームのセレクションを受けに来るように誘ったのである。

葦人の家は貧乏でとても東京で一人暮らしさせる金を出すことはできんかったが、葦人の兄はとにかく受けてくるだけ受けてくればいいといいバイトで稼いだ金を出してくれた。

こうして葦人は愛媛からたった一人で東京へ行きユースチームのセレクションを受けるのだった。

感想

スポーツ漫画にはそのスポーツのことをよく知らなくても感覚的に楽しく読めるものと、そのスポーツのことを知っていれば知っているほど深くはまりこめる理論的におもしろいものがあると思っています。

例えば同じサッカー漫画のDAYSは前者だと思いますが、アオアシは後者に当たると思います。

個人的にはこういった理論的にスポーツを解説してくれている漫画の方が好きなのでアオアシも最大評価の5つ星にしています。

本作ではプロになるための育成機関であるユースでの話が中心となっていますが、おそらく実際に近いシステムになっていると思いますのでサッカーのことを深く知っている人ほど楽しめると思います。

またサッカーを知らない人でも基本的な戦術から理論的に説明してくれる漫画なので、これを読めば実際の日本代表などの試合も一味違った感じで観戦できること間違いなしです。

もちろん実際のサッカーと漫画のサッカーではあり得ないようなことが起こると思いますが、そこは漫画なので広い心で見守ってください。

あと前半の方は子供を一人東京へ送り出すちょっと心温まる話もあるので、サッカーには関係ありませんがほっこりできると思いますよ。

おもしろいサッカー漫画を探している方はぜひ読んでみてください。

コミックス公式PVもあったのであげておきますね。

アニメ化は?

割と最近の漫画なのでまだアニメ化はされていませんが、この先いつアニメ化されてもおかしくないぐらいおもしろいです。

ユースからプロを目指すというのも他のサッカー漫画にはない流れですし、なによりサッカーというものが良くわかる作品ですので、是非アニメ化してもらいたいですね。

特にサッカーはシュートを決めるFWに焦点を当てた漫画が多いですが、アオアシはその点でも異色の作品と言っていいので見ごたえたっぷりです。

アニメ化されるのを楽しみに待ちましょう。

実写化は?

アニメ化もまだですし実写化されるとしてもまだまだ先のことになると思います。

特にこの作品は映画化には向いていないので実写化されるとしたらドラマの方になるでしょうね。

ただスポーツ漫画の実写化はCGを使わなければ成立しないことも多いのでそうなると残念な仕上がりになりそうですね。

なので実写化される可能性はけっこう低いと思いますが、この先どうなるのかは正直わかりません。

取りあえずはコミックスをを楽しむことにしましょう。