3月のライオンのあらすじと感想
ここでは実際に3月のライオンを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。
なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。
タイトル:3月のライオン
作 者:羽海野チカ
出版社:白泉社
掲載誌:ヤングアニマル
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★☆
アニメ化:○
ドラマ・映画化:○
あらすじ
桐山零は幼いころに交通事故に会い両親と妹を失ってしまう。
親戚一同、零を引き取ることに積極的ではなく葬式で孤立する中、零を引き取ったのは父の親友でプロ棋士である幸田だった。
零は父親としょっちゅう将棋を指しており、たまに幸田とも指すほどの中で将棋に関する才能は豊かだったが零が将棋を続けていたのはそれが父親とコミュニケーションをとれる場だったからである。
幸田は葬式で一人うずくまる零に将棋は好きかと尋ね、零は生きていくために好きだと嘘をつきプロ棋士の養子となる。
だが幸田家に引き取られてからは幸田の実の子供である香子や歩と軋轢が生じ、零のせいで将棋をやめることになる。
零は15歳という若さでプロ棋士の仲間入りをし幸田家から逃げるように一人暮らしを始める。
神童と呼ばれた零だったがプロ棋士では思うような成績を残すことができていなかった。
心も体も疲れ果て家族のぬくもりを知らずに育った零はある時先輩の岸に連れて行かれて酒を飲まされて酔いつぶれていたところを川本あかりに介抱され、この時から三月町に住む川本家の三姉妹と接するようになり家族の温かみを知ることになる。
また零は1年遅れで高校へ編入するもうまく周囲になじむことができず話し相手は担任の林先生ぐらいしかいなかった。
そんな零だったが心配してくれる林先生や川本家の助けもあり徐々に人としても棋士としても成長していくのだった。
感想
正直あまり興味はなかったんですけど映画にもなって話題になっていたので取りあえず見てみました。
将棋の漫画だと聞いていましたけど中身はほとんどが日常生活に関係するもので、将棋に関する描写はあまりなかったですね。
でも別に将棋の定石とかを知っているわけでもないので、むしろそっちに重点を置かれていたら途中で見るのをやめたでしょうね。
一人の青年の苦悩と葛藤、そしてほんの少しの幸せが非常に心を揺さぶる作品となっていると思います。
好きでそれを選んだのではなくそれしか道が残されていなかった。
スケールは違えどもそのような選択は人生の中ではたくさんあると思います。
それが多くの方の共感を呼んでいるんでしょう。
純粋な将棋漫画を読みたいと思っている方にはお勧めできませんが、心揺さぶるヒューマンドラマを見たいと思っている方にはおすすめの作品です。
青春ものの漫画を読みたいと思っている方はぜひ読んでみてください。
アニメ化は?
3月のライオンはアニメ化もされており第1期はコミックの1巻から5巻に相当しているようです。
5巻までと言うと主人公の零が先生などの協力で学校で新たな部活を作り狭い範囲ながらもだんだん学校になじんでいくあたりのところですかね。
2017年の10月14日からは第2シーズンも放送されているようです。
自分は正直コミックで十分ですが気にある方はご覧になってみてください。
実写化は?
2017年3月18日に前編が公開され、同年4月22日に後編が公開されました。
前編
後編
キャスト
- 神木隆之介(桐山零役)
- 有村架純(幸田香子役)
- 豊川悦司(幸田柾近役)
- 倉科カナ(川本あかり役)
- 清原果耶(川本ひなた役)
- 新津ちせ(川本モモ役)
- 前田吟(川本相米二 役)
- 染谷将太(二海堂晴信役)
- 佐々木蔵之介(島田開役)
- 伊藤英明(後藤正宗役)
- 加瀬亮(宗谷冬司役)
キャスティングに関してはファンの間でもこれ以上ないというぐらいの配役となっており話題を呼んだようですね。
確かに自分が見てもなかなか見事な配役だとは思います。
映画自体を見たことはなく見る予定もないですが、これはこれで見ごたえがありそうですね。
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