怪物事変のあらすじと感想
ここでは実際に怪物事変を読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。
なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。
タイトル:怪物事変
作 者:藍本松
出版社:集英社
掲載誌:ジャンプスクエア
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★☆
アニメ化:未
ドラマ・映画化:未
あらすじ
片田舎のとある村に東京から派手な服装をした人物がやってきた。
都会にあこがれる子供たちは無邪気に喜んだが、その男は隠神という名前の探偵であり、村で発生したおかしな事件の捜査にやってきていた。
村にやってきた隠神は昼間から働く一人の少年に目を奪われる。
その少年は泥田坊というあだ名で、依頼人の家で世話をしている子供のようだったが何やら事情があるようだ。
依頼内容は腐った家畜の死体がここ数カ月で何体も見つかっており、その原因を秘密裏に探ってほしいということだった。
捜査を始めた隠神は依頼人の家の旅館に泊まることになったのだが、その際の給仕係に泥田坊を指名した。
泥田坊は家族からも体が臭うという理由で遠ざけられており、隠神にも気を使うが隠神はそんなことも全く意にもかいさなかった。
また泥田坊は死体の処理を頼まれているようで家畜の死体のことに詳しく、死体が出るのは決まって新月の翌朝であることも教えてくれた。
新月の日まで時間ができた隠神は泥田坊の畑仕事などを手伝いながら時間をつぶすことに。
その際に泥田坊が首からかけているネックレスに気が付き、それは命結石という非常に珍しいものであると教えてあげた。
またそれがつけられていたということは親から見捨てられていないことのあかしだとも話した。
その日の夜、泥田坊と一緒に住み東京に憧れている親せきの子供が泥田坊に言いがかりをつけてきた。
泥田坊は親から捨てられたといわれるが、隠神から言われたことを信じる泥田坊はそんなことないと反論した。
親せきの子供は怒りをあらわにし泥田坊から命結石を奪ったのだが、その直後、泥田坊の体が化け物のような姿に変化した。
しばらくして泥田坊の元へ隠神がやってきたのだが、泥田坊は家畜を殺していた犯人は自分だったと言い、自分がかじった桃が腐っているのを見せた。
すると突然隠神は自分のお尻を見せてやると言いだしズボンを下ろした。
そこにはあるはずのない尻尾が生えており、隠神はこの世には”怪物”と呼ばれる存在がいると話した。
隠神はタヌキの怪物であり、泥田坊は血を持たない鬼である屍鬼(クーラー)と人間との間に生まれた汎用であることを明かしたのだった。
そして泥田坊が持っていた命結石は怪物特有の渇きを抑える作用があるため、今回の騒動の犯人は泥田坊ではないとも話す。
一方、泥田坊の正体を見た親せきの子供はパニックに陥り急いで家に帰っていた。
だがそこには動物型の屍鬼がおり襲われそうになってしまう。
そこへ泥田坊と隠神が駆け付けことなきを得る。
正体を知られこれからどうするか悩む泥田坊だったが隠神は今回の依頼は泥田坊を育てている叔母さんが依頼してきたもので、本当の依頼内容は泥田坊を殺してくれというものだったと話した。
叔母さんは泥田坊を預かる際にその正体について知らされていたらしく、今回の騒動の犯人も泥田坊だと考えていたのだということだった。
隠神は泥田坊にどうしたいのかを尋ねるが泥田坊は殺してくれていいと答えた。
隠神は泥田坊を銃で撃ち死体を依頼人のおばさんに見せると死体の処理を自分でかってでた。
屍鬼は殺しても死なない生き物で泥田坊も例外ではなかったからである。
泥田坊が目を覚ますとそこは大都会東京であり、そこで本名である夏羽として生きていくことになるのだった。
感想
ジャンプスクエアの公式サイトを見ている時に絵がおもしろそうだったので気になって読んでみました。
読んでみての感想はまあまあと言った感じでしたね。
設定としては珍しくない感じでしたがストーリー的にはおもしろくなりそうな要素がちらほら埋まっていたように思います。
何も知らない主人公がこの後どう成長していくかが見ものですね。
また主人公の屍鬼に続いて続々と怪物が登場してきているのでどんなものが出てくるかも楽しみの一つです。
ちなみに作者は過去に週刊少年ジャンプで保健室の死神を連載していたこともあり、この手の漫画が得意なようですね。
主人公が悪よりの力を持っているのも同じ感じですし、今後の展開に期待ですね。
アニメ化は?
まだ連載が始まったばかりなのでその手の話は出てきていませんね。
でも内容的にはアニメ化されてもおかしくない内容だと思います。
ただこれまでに作者の漫画がアニメ化されたことがないようなので何か足りないものがあるのかもしれませんね。
まあスクエアでゆっくりペースの連載になると思うので気長に待つことにしましょう。
実写化は?
さすがにこの手の漫画を実写化するのは難しいと思います。
ほぼほぼCGになってしまうと思いますし、実写化してそこまで面白くなると思えませんし。
まあ取りあえずはコミックスの人気が出るかを待つことにしましょう。
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